ドッグフード代の予算を決める

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あなたは何となくドッグフードを買っていないか?

あなたはドッグフードを買う時に何を考えているだろうか。

 

特に意識することなく、なくなったら買う。愛犬も別に異常なく値段も憶えていない。

 

もしそうなら、そのままでOKだ。うまくいってる証拠だ。何も変える必要はない。

 

だが犬も人間と同じで歳を取るとあちこちに故障が出てくる。

 

獣医からドッグフードを替えるよう勧められてロイヤルカナンを使う人もいる。

 

(このロイヤルカナンという会社はビジネス感覚の優れた会社で、獣医やブリーダーの世界にうまく入り込んでいる。)

 

こういう事態になって初めてドッグフードに関心が湧いてきて真剣に考えるようになる。

 

 

飼っている犬が生まれつきハンデを持っていたり、病気がちであれば、早くからドッグフードに注意するだろう。

 

ドッグフードは薬ではない。劇的に病気やけがが治ることはない。速効性もない。

 

しかし三か月もたてば変化に気づく。飼い主なら必ず判る変化がある。

 

獣医ではない飼い主が愛犬のためにしてやれることは、品質の良いフードを食べさせることだと確信するようになる。

 

 

 

どんなパターンであれドッグフードを真剣に考え始めて、やっとフード選びのスタートラインに立つのだ。

 

無我夢中で与えているうちはわからない。半年、一年と続けるうちに感じてくる。金銭的な負担を。

 

確かにいいものはいい。違いがわかるようになると質の悪いものには手が出なくなる。

 

 

ここで多くの飼い主が壁にぶつかる。

 

自分の小遣いや食費を抑えても愛犬に質の良いドッグフードを食べさせるべきか。

 

それとも家計を優先して犬にはほどほどのドッグフードで妥協するか。

 

これは自分で決めればいい。どちらが正しくてどちらが悪い、という問題ではない。

日本人の家計を見てみよう

日本人の平均的な家計を見てみよう。

 

独身だろうが夫婦だろうが犬は個人ではなく家で飼うこととする。

 

ここでは年収よりも一月当たりの収入と支出を見たほうが実感をつかみやすい。

 

統計の計算方法によって数字に違いがあるが、

 

1カ月当たりの1世帯の可処分所得(税金を引いた後の正味の所得)は188,000円〜663,000円と幅広い。

 

住宅ローンと子供の教育費はさすがに犬のために減らそうとはしないだろうからここでは除外する。

 

食費は61,500円〜87,500円と可処分所得での差は縮まる。

 

外食費は9,450円〜20,100円で、酒代になるともっと縮まって2,720円〜3,650円となる。

 

つまり、日本人が飲み食いに使う金は所得の差ほど大きくなく、金持ちも庶民も似たような食生活をしているということだ。

 

衣服費においては1世帯当たり(1人当たりではない)12,800円〜14,800円/1か月である。

 

家族での娯楽費(インターネット代金、ゲーム代など)の平均は28,000円。

 

ちなみにサラリーマンの平均小遣いは39,572円/一か月である。

 

 

仮に高級無添加プレミアムドッグフード8,000円/月を買い続けたとしよう。

 

もし収入が横ばいだとしたら、あなたはどこを削って8,000円を捻出するだろうか?よく考えてほしい。

 

 

一か月当たりの外食費を8,000円減らすだろうか。酒をやめるだろうか。服を買う金を半分にするのか。

 

旦那の小遣いから一気に8,000円抜くか。それとも娯楽費から削るか。

 

外食費・衣服費・娯楽費・小遣いそれぞれから均等に2,000円ずつ引くのか。

 

 

気が付いてくれただろうか。たかが8,000円と思うなかれ。それが毎月続くと結構きついものなのだ。

 

そのきつさは精神的ストレスとして蓄積される。

 

それでも愛犬がくれる癒しと安らぎのためなら我慢できると思うのか。

 

 

人生とは皮肉なもので金で苦労する時に限って愛犬が病気になる。

 

獣医に診てもらうと大抵1回1万円だ。

 

それでも出さないわけにはいかない。でもどこから出すのか。貯金かあればいいのだが。

多少の無理は長続きしない

憶えていてほしい。私の経験から言えば、「多少の無理は長続きしない」ということだ。

 

愛犬のために切り詰めた生活をしていても、ある日旦那が帰ると愛犬がおしゃれな首輪をつけてる。

 

いくらしたか聞くと、奥さんの「12,000円。かわいかったから」の返事。

 

ユニクロで1,800円のワイシャツを買うなど愛犬のためにと頑張ってきたお父さんのなにかがブチ切れた。

 

このあたりから家計が音を立てて崩れていく。

 

 

70歳以上のお年寄りが近くにいたら話をしてみるがいい。

 

昔は犬に金などかかるものではなかった。

 

庭先につないでほったらかし。餌は人のご飯の残り。ちょっと具合が悪い程度では獣医に診せたりはしない。

 

それが当たり前だったし、それ以外思い浮かばなかった。

 

時代は変わったのだ。

「犬予算」を考えるべし

悲観的なことを書いたが、普通犬を飼う前にここまで考える人はいないだろう。

 

それはかまわない。結婚と同じであまりにも考えすぎると一歩が出なくなってしまう。

 

もともと犬を飼うなんて思いつきでいい。どこかで犬を見ていいなと思ったらエイヤーで飼えばいいのだ。

 

 

私が言いたいのは、ストレスなく犬を飼いたければ、トータルな「犬予算」を考えておけ、ということだ。

 

かわいい服を着せたいと思うだろう。急な出費もあるだろう。

 

でも最初に検討すべきは毎日出ていく「ドッグフード代」である。

 

大まかでいい。月のドッグフード代の上限だけでも決めておくのとおかないのとでは、天と地ほどの差になる。

 

 

一番心配なのは、犬を飼うことでドミノ倒しのように家計が傾いていき、最後に、犬を手放そうか、と考えてしまうことである。

 

これだけはやめてほしい。いや、絶対してはいけないことだ。

 

犬はわかる。自分が捨てられたことを。

 

無責任なことは絶対禁止だ。

 

 

ドッグフードを買う時には、「予算」と「品質」の両面から考えるべし

 

 

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